2007年3月6日より新田東クリニックを開院する運びとなりました。私は東北大学医学部卒業後一般内科医、循環器内科医として診療と研究に携わってまいりました。

とりわけ専門として虚血性心疾患（狭心症や心筋梗塞）になられた多くの患者さんを診させて頂き、その治療を全力で行ってまいりました。医療技術の進歩により優れた治療が開発されているにもかかわらず、狭心症、心筋梗塞および脳卒中（心血管イベント）は近年増加傾向にあり、生命にかかわることも少なくない怖い病気です。原因の多くは動脈硬化で、これは最近メタボリック症候群として注目される肥満、高脂血症、高血圧、高血糖のほか、喫煙、ストレスなどが危険因子です。

大病院勤務中は次から次へと受診、搬送される患者さんの治療を精一杯行ってまいりましたが、それと同時に病気を未然に防ぐことの重要性を痛感しておりました。そのためには軽症のうちに発見し、生活習慣の改善や、適切な治療は大切であると考えています。

当院では病気になられた患者さんの治療はもちろんですが、病気の予防にも力を入れていきたいと考えております。また、メタボリック症候群と密接なつながりがあり、近年注目されている睡眠時無呼吸症候群についても、専門的に診断と治療を行ってまいります。開院にあたって、多くの方々の支援、協力があったことを心より感謝しております。

スタッフ全員で力を合わせて地域医療に貢献してまいりたいと考えていますので、どうぞよろしくお願い致します。

新田東クリニック　　院長　王　文輝 （オウ　フミキ）

　■2001年